高杉「拗ねてるのは芹沢くんの方だよ。
他人だと思っていた人が
本物の母親だと知った時の
芹沢くんの悲しみとか怒りとか
そういったものは僕には分からない。
でも、今の芹沢くんは駄々をこねた
子供みたいにしか見えない。
そんなの全然芹沢くんらしくないよ!」

藤野「ねぇ、芹沢くん。
芹沢くんの貫きたい想いは何ですか?
芹沢くんはお母さんが本物の
お母さんだと知って辛かったんですか?
少しも嬉しいとは思わなかったですか?
何も違わないですよ。
だって、芹沢くんのお母さんは昔から
ずっと芹沢くんのお母さんなんだから。」

そろそろ気付けよ、昴。
お前が集めた。いや、お前の
魅力に集まった仲間が
ここには大勢いるんだからよ。
らしくねぇ事言ってんじゃねぇよ。

真山「なぁ、昴。
お前だけは強く生きてくれよ!
俺とお前は全然違う。
お前はまだ強く生きられるじゃねぇか。」

昴「偉そうに俺に説教しやがって。
何なんだよ、お前らは。」

陶太「芹沢くんの仲間だよ。
芹沢くんは僕たちが辛い時
いつも助けてくれた。
だから、今度は僕たちが助ける番だ。」

陶太の言葉を聞いた
昴は小さく笑うとその場を後にした。