真山「お前にとって陶太は
大事な奴なんだ。だからお前は今
悩んでるんだよ。
陶太の気持ちには答えられなくても
それでもやっぱり陶太の事を
大切に思ってるんだ。だから‥
言葉が見つからないんじゃないのか?
昴だって同じなんだ。
あんな奴ってその一言で片付けられるなら
誰も悩んだりはしないさ。」

そっか。真山も同じなのか。
あの、一匹狼だった真山も
皆の事を大切に思うから· · ·
もちろん、そこに俺も含まれているから
わざわざこんな場所までやってきたんだ。

真山「とにかく俺は昴に全てを
伝えてくる。お前も‥気持ちが
落ち着いたら戻ってこい。」

珀斗「待て、真山。俺も行く!
正直、まだトタに何て言っていいか
分からないけど、お前が昴の事を
先に解決させようと思ってるのなら
‥俺が必要だろ?
俺は昴の抑止力なんだろ?」

真山「お前がいてくれると心強いよ。」

分かった気がした。
暑苦しいほどに言っていた
一度信じた奴は裏切らねぇ。
昴のその言葉の意味をその気持ちを
理解する事が出来た。

仲間は、ダチは· · ·心を温かくさせる。
人生を· · ·豊かにする。