陶太「週に2度、女子バスケ部が
隣町の高校へ練習に行ってる時は
僕達は体育館を使う事が出来る。
それで十分なんだ!僕たちは。
こんな風に大ごとにして
笑い者にされて‥何で僕たちが
こんな思いしなくちゃならないんだよ!」

俺は掴んでいた手を離した。
こんなヘタレのために熱くなった
自分がアホらしかった。

昴「笑い者にされて恥ずかしいと思うなら
バカにされて悔しいと思うなら
本気で勝ちたいって思うなら死ぬ気でやれよ。
ここで踏ん張れないなら
てめぇは一生全国になんて行けねぇよ。」

陶太「芹沢くんに言われなくても
分かってるよ!僕はこんな場所に
いる人間じゃないんだよ!
八木沢学園に入学してそこで一生懸命
練習して全国へ行くはずだったのに。
たった一つの答案用紙のズレから
僕の人生は狂ってしまったんだ。」