まさか不動がコソ練する奴だとは
思わなかった。
でも、スタメンに選ばれない
悔しさを知っているからこそ納得出来た。

不動「俺があの時、コソ練なんて
しなければ‥真山先輩に練習に
付き合ってもらわなければ‥
真山先輩は練習試合に出られたのに。
真山先輩の出鼻を挫く事も
なかったのにってそう思うと
苦しくて‥悔しくて。」

不動の話を聞いたトタは
力強い瞳を皆に向けた。

陶太「高杉、藤野、庄司くん。
明後日は真山くんの分まで
3人でフォローするんだ。
何度交代したって構わない。
皆で真山くんの分までカバーし合おう。」

高杉「そんな事勝手に決めていいの?
芹沢くんにまた文句言われるんじゃ‥」

陶太「キャプテンは僕だ!
芹沢くんの文句は僕が聞く!
何を言われたって僕は真山くんを
試合には出さないよ!」