昴「俺らはずっと言われ続けてきた。
自分たちがやってねぇ事も
どうせお前たちがやったに決まってるって
先公も警察も誰も俺たちの言葉に
耳を傾けてくれなかった。
だから、大人に守られずに
生きていく方法を見つけたんだ。
こいつだってそうだろう?
あんたに守られなくて済むように
バスケを手放したんだ。」

藤野「不動は昔から何一つ悪い事は
やってないんです!
階段から突き落としたのが
例え不動だとしても何か理由が
あっての事だと思うんです!
人に恥ずべき事はやってない。
僕はそう信じてます。」

父「‥‥いいだろう。
ただし、試合に勝てなかったら
私は認めない。それでいいんだな?」

不動「はい。」

俺は、1人の人間がどん底から
這い上がる姿を見るのが好きだった。