真山「どちらが幸せなんだろな?」

庄司「え?」

真山「本物の親子だからこそ
何も言えない奴と
偽物の親子だからこそ
何でも言い合える奴とでは
どちらが幸せなんだろな。」

庄司「そんなの何でも
言い合える方がいいに
決まってるじゃないですか。」

真山「本当にそうか?
本物だろうが偽物だろうが
絆さえあればどちらも幸せだ。
子供の本気を応援しない
親などいない。俺はそう思う。
後はどれだけその想いを
伝えられるかどうかじゃねぇか?
悪かったな、引き留めて。
バイト頑張れよ!」

本物の親子と偽物の親子。
俺にはずっと親がいたから
昴にぃの気持ちは分からない。

だけど、あんな風に心配してくれて
昴にぃの事を想ってくれる人がいつも
そばにいる事が羨ましかった。