庄司「なんつーか急に
アホらしくなってきて。
バスケなんか一生懸命やったって
金が稼げる訳でもねぇし
どうせ俺はレギュラーになれねぇし
そもそも初めからどうでもいいっつーか
昴にぃと珀斗さんがやるっつーから
始めただけだし。全然本気
じゃなかったし、正直飽きた。」

陶太「本気じゃない人間は
夜中に一人で練習なんてしないよ。
強くなりてぇ!なんて言わないよ。
本気じゃなかったなんて
僕は信じられないよ。」

庄司「好きな事が出来る環境が
当たり前だと思ってる
あんたには分かんねぇよ。
俺はバスケなんかよりも
生活の方が大切なんだ!」

ずっと黙っていた芹沢くんが
ようやく口を開いた。