陶太「何で、芹沢くんは諦めるの?」

昴「はぁ?」

陶太「弱いから体育館が使えないなんて
不公平だ。何でお前は諦めるんだって。
僕にそう言ったじゃないか!
なのに何で、芹沢くんはやってもない事を
すんなり認めるの?何にも言わずに
平気な顔して処分を受けようとするの?」

昴「うんざりなんだよ、もう。
やったやってねぇの水かけ論なんて。
いいか?声を上げていい人間ってのはな
人から信頼されてる奴だけなんだ。
俺とてめぇは違げぇんだよ。」

勘違いしていたのは僕だった。
芹沢くんは僕たちと同じ
痛みを持った人なのかもしれない。