渡米する日。 ご丁寧に執事は俺の事を 見送りに来た。 遼「なあ、執事。」 春川「どうされました?」 遼「俺がこっちへ戻って来て あんたがあいつの事 悩ませたり、苦しませたり 悲しませたりしてたらさ 俺、あいつを奪うよ。」 執事は小さく笑った。 春川「私を誰だとお思いですか? 私はお嬢様の執事なのですよ。 悩ませる事も苦しませる事も 悲しませる事も致しません。」 遼「ふっ。すげぇ自信だな。」