崎本様の電話を切った私は お嬢様の布団をかけ直す。 春川「おやすみなさいませ。お嬢様。」 間接照明の灯りを緩め 部屋を出ようとすると お嬢様の白い長い手が 私の服の裾を掴む。 花恋「行かないで。」 春川「お嬢様! 起きてらっしゃったのですか?」 花恋「無防備でワガママな お嬢様のお願いを一つ 聞いて下さるかしら?」 春川「何でしょう?」