オーナー「いきなり辞めるって
何かあったのか?
店に不満があるのなら言ってくれ。
お前に辞められちゃ、この店は...」

遼「何とかって病気なんだ。
よく分かんねぇけど
よくもって後3ヶ月だってさ。」

オーナー「え?」

遼「1年前に余命宣告されて
順当にここまで来た。
後3ヶ月しか生きれねぇなら
仕事なんてしてる場合じゃないっつーか
最後くらい好きな事しようかなって。
あ、安心して。店への前借りは
ちゃんと返すからさ。
これ、遺言書っていうの?
役所行って作ってきたから。
俺が死んだら店への借金返して
後は花恋に全額渡す的な事書いたから。」

オーナー「そんな心配はしてない。
体は?平気なのか?」

遼「正直、元気すぎて信じられねぇ。
後3ヶ月しか生きれねぇなんてさ。」