夢中になって作っていたせいか
気付けばもう0時を回っていた。

遼「花恋、そろそろ...」

橋爪「寝ちまったよ。」

作りかけのぬいぐるみを
手に持ったまま花恋は
スヤスヤと眠っていた。

橋爪「不思議なお嬢さんだね。
突然、ここに立ち止まって
そのぬいぐるみを手に取って
可愛いからお金を払うって言ってね
私が断ったら、だったら
売ろうだなんて...。」