春川「ですが、月曜日は
お嬢様はお仕事ですよ?」

花恋「休めばいいのよ。
私の働く会社にも有給休暇という
ものがあってね、自由に
休みを取れるらしいのよ。
彼にばかり負担をかけるのは
何だか申し訳ないから
今度は私が彼をデートに誘いたいの。」

春川「かしこまりました。
崎本様のご都合をお尋ねしておきます。
ですが、私は料理の事に関しては
素人も同然です。屋敷で働く
シェフに料理の指導は
お任せしましょう。
私の方からお話は通しておきます。」

花恋「あなたがいいの。
...もちろん、シェフに教えて
もらった方が美味しい料理を
作れると思うわ。でもね、私は
あなたに教えてもらいたいの。
あなただって料理くらい出来るでしょ?
私よりは知識だってあるはずよ。」