海斗の心の声(やっぱ優理の事が好きだ〜でもどうしようもない、優しくすれば優理が傷つくしなぁ〜でも一緒に居たいし〜複雑)
優理の心の声(もっと一緒に居たかった。でも明日仕事だし、また明日の帰りでも、行こうかな)
次の日仕事帰りに海斗の家に行く優理。けど、海斗はまだ帰ってないみたい。近くのコンビニでお茶を買いに行くと、そこに海斗と見知らぬ女性の姿が……それを見てしまった優理は思わず外へ飛び出す。それに気づいた海斗…慌てて優理を追いかける。
海斗「ちょっと待てよ、何で逃げるんだよ」
優理泣きながら
「あの女の人は誰?私あの人知らない。何なの?」
海斗「あれは会社の後輩だよ。取引先がここの近くだったから、その帰りにコンビニ寄っただけだよ、だいたい彼女でもなんでもないお前が泣くんだよ?ただのいとこなのに…」
優理「私にとってはただのいとこじゃない!あんただって私の気持ち知ってるじゃん!なのにそんな言い方するなんてひどい!」優理は泣きながら帰る。

それから顔合わす事なく1週間が過ぎようとしてる。海斗は何の連絡もしてこない優理が気になって仕方ない。一方、優理も海斗に連絡したくてたまらなかった。けど、あんな事を言ってしまった以上連絡するのがとても気まずかった。お互いが携帯を握りしめたまま連絡を待った。

ラインがなった?LINE?
ラインをひらくと海斗からだった。
海斗「優理、この前はごめん」
優理「私のほうこそごめん」

何となくお互い気まずいまま携帯画面を見ながら歩いてる。家が近づいてきた時、何気に海斗の家の方に目をやると、海斗も帰宅途中でお互い目があった。
優理「あっ、今帰り?お疲れ様」
海斗「うん、お疲れ様」
お互い少し気まづい……

海斗「この後時間あるか?」
優理「うん、大丈夫」
2人は以前に行ったことのある居酒屋黒木に向かった。
そんなにお客さんは多くはなかった。
今日はお酒は無しにしてお互いお茶を注文。そして豚バラ焼き、ゆで卵、冷しゃぶサラダを注文。

海斗「あのさぁ、この前お前が言ってた事なんだけど、正直嬉しい……でもお前はいとこ…けど、もう気持ちが抑えられそうにないよ。俺も小さい頃から優理が好きだったんだ」
優理「じゃ、付き合ってよ〜」
海斗「俺もそうしたい、けど、親に知れたら何て言われるか…」
優理「親とか世間とか捨ててでもいいから私と一緒にいて!」泣きながら言う。
海斗「俺は親も世間も捨てられない!けど、優理の事は好きだ」
優理「海斗…お願い…」それ以降は何も言えなくなる優理。
しばはくして海斗が口を開ける。
海斗「優理、俺はさっきも言ったように世間も親も捨てない。けど、お前も捨てない。この関係は死ぬまで誰にも知られないようにしよう!」
優理「うん、頑張る」

そして誰にも言えない交際がスタートする