高校卒業して、私は看護の専門学校に行き、猛勉強の末、めでたく看護士デビュー。
海斗はと言うと柄にでもなくなんとデザイナーとして頑張っています。
何で高校卒業してもこんないろんな事を知ってるのかって?
それは私と海斗は家がお隣さんなのです。もちろん両親同士も仲がいいわけで、今夜も海斗が夜ご飯食べに来ますよ。
「ピンポーン」「優理、来たよ〜、あっ、おばさんこんばんは、お邪魔します。う〜ん、すごくいい匂いがする〜おばさん、腹減った〜」
優理「今夜はお母さん特製ビーフシチューだって」
海斗「おばさんのビーフシチューは天下一品」

あっという間に完食。2人は優理の部屋へ行く。
海斗「お前、看護士になったんだよな。患者を殺したりするなよ笑」
優理「そんな事するはずない!私はみんなの天使になるんだから笑」
2人でココアを飲みながら爆笑する。
優理「海斗は仕事はどうなの?」
海斗「まぁそれなりかなぁ〜?」
何か悩ましげな海斗。それを見た優理は突然海斗に抱きつく。すると海斗は優理を叩く。そんな空気の中、お母さんがお菓子を持ってくる。きまづい雰囲気のままお菓子を食べる2人。どこか気持ちが通じ合ってるよーな雰囲気。
海斗「優理、お前も早く一人前になって、いい人を見つけろ」
優理「私には海斗しかいないから!だから海斗が振り向いてくれるまで待つから」
海斗「俺はお前を女として見たことがない」という言葉を吐き捨てて部屋を出た。なぜか優理の目から大粒の涙が溢れてきた。