火災の怖さ改めて痛感し、あんまりにも野次馬が増えたのでその場から立ち去ろうとしたとき、ふと見たことのある後ろ姿が見えた。
あれは…藤野君、か?
藤野君は私の前の席で、そして同じ保健委員だ。
もしかして、このアパートの住人だったのだろうか。
「あの、藤野君…よね。もしかして、このアパートの……?」
「あー……うん。」
マジか。
「……それは、大変だったね。」
「あ、でも、教科書とかはロッカーに置いてるから家にはほとんど無かったし、衣服類はまた買い直せば大丈夫…かな。」
あれは…藤野君、か?
藤野君は私の前の席で、そして同じ保健委員だ。
もしかして、このアパートの住人だったのだろうか。
「あの、藤野君…よね。もしかして、このアパートの……?」
「あー……うん。」
マジか。
「……それは、大変だったね。」
「あ、でも、教科書とかはロッカーに置いてるから家にはほとんど無かったし、衣服類はまた買い直せば大丈夫…かな。」