七月、君といた夢

「あらー、何だ?これ?」

突然の出来事に思考が付いてこれていない。

目の前に広がるのは、深い緑色をした葉をつけ体を揺らす木々達と、整備されてない砂利道。
道の脇には可愛げな、小さな花が咲いていて、あとは鳥や蝉などの動物達が動いていた。


「かなり田舎だな。」

意味の分からない現実を目の前にして、俺はえらく落ち着いていた。