「雪斗くん、お、おはよ!」 「!!お。おはよ、どうした?」 な、なんか若干引かれてる? そりゃそうか。いつもはこんなことしないもんね。 「あ、あの⋯⋯これ、書いたの。良かったら読んでくれる?出来れば、家に帰ってから⋯⋯」 そう言って差し出すピンクの封筒。 「あ、わかった。ありがとう」 今頭にははてなマークが沢山あるんだろうな。 「じゃ、じゃあ、ばいばい!」 またね、とは言わない。 言えない。