「陽菜?」
「あ、なに?」
「なに?じゃないよ。注文しなきゃ」
あ!忘れてた!!
そんな様子を見て雪斗くん笑ってるし。
本当に恥ずかしい⋯⋯。
その後、頼んだものが来て食べて、いろんなところを回って文化祭の終了時刻になった。
「はぁぁぁ。楽しかったね」
「楽しかった」
「今日は付き合ってくれてありがとう!じゃあ、バイバイ!」
そう言って沙羅と別れて最寄りのバス停まで歩く。
文化祭楽しかった。
共学ってあんな感じになるんだな。
来た人を楽しませるだけじゃなくて自分たちも楽しんでるから、それはすごいと思った。
私の学校でもあんな感じになればいいのに。

