もう一度。

………ちょうど、その近くに皐月君がいた。


「ちょ、日和大丈夫??!登ってる時に怪我でもしたの!!?」


「へ??あ、いや、あの、靴びしょびしょで気持ち悪かったから脱いだんだけど、身動き取れなくなっちゃって………」


は、恥ずかしい!!


しかも、皐月君、すっごい心配してくれてるし、申し訳ないなぁ。


「よかったぁ。そっか、怪我してないのか。ほんと、良かった」


そう言って、安心した顔をしてにっこり笑った。


「心配してくれてありがと」


少しぎこちなかったかもしれないけど、ちゃんとお礼言えて、良かった。


「なんもだよ!」


皐月君と少しだけど話せて、凄く嬉しい。


本当に嬉しくてしょうがない!!


皐月君は友達の所に戻ろうとして、一旦足を止めて、私の方を向いた。