たんなる一目惚れにすぎなかったのに、本当に凄いな。


俺なんかじゃ、絶対無理だって思ってたのに。


今日、好きな人は俺だって言われて、めちゃくちゃ嬉しかった。


ほんとに大切にしてやらなきゃな。


ふと自分の肩の方を見ると、気持ち良さそうに眠る日和の顔があった。


安心しきったような顔をしている。


ずっとこれを守り続けてやりたい。


日和を悲しませるようなことは絶対にしたくない。


けど、いつかはそれをさせてしまう日が来るだろう。


そうなったら、また、日和が笑って楽しそうな顔をできるようにすればいい。


今の俺にできるだろうか。


いや、しなくちゃいけないんだ。


今日、俺は決めたんだ。


ずっと日和の傍にいて、守り続ける。