もう一度。

「お、皐月じゃん」


「なんだよ玲依」


「あんたさぁ、私にだけ冷たくない?日和にはいっつも優しいのに」


れ、玲依さん!!?


「別に普通でしょ」


普通か。


「私も日和も、普通、ねぇ」


なんだか、意地悪そうに笑い出す玲依ちゃん。


「れ、玲依ちゃん、どうかしたの?」


「べっつにぃ~♪」


そう言いながら、玲依ちゃんはスキップしながらトイレに行ってしまった。


「ちょ、玲依ちゃん?!ごめんね、皐月君。玲依ちゃんが変なこと言っちゃって」


「いや、大丈夫。それより、俺、女子と話すの苦手なんだよね。けど、日和は話しやすくて、他の女子とは違うんだ。それだけ」


話しやすいか。


私も、


「私も、男の子って苦手だけど、皐月君は違う。皐月君は、壁が無い気がする、から」