もう一度。

「下ろしてても全然平気だよ」


よ、良かったぁ。



てか、むしろ褒められた……よね!?


恋をすると、なんとも単純になる。


いったん自分の机に鞄を置いて、椅子に座った。


どうしよう、にやけちゃいそう。


必死に堪えている時に、私の席まで、皐月君が来てくれていた。


「話しても、いいんでしょ?」


わざわざ確認してくれる皐月君に、心臓がバクバクで。


「いいんだよ」


素直に承諾出来るのは、皐月君だから。


これが皐月君じゃなかったら、きっと曖昧な返事をするんだろうな。


「日和って、部活入ってないの?」


「うん、お家遠いから。皐月君は?」


「俺はバレー部。高校からだから、あんま上手くないよ」