何ヶ月か経ち部活が忙しくなり琉真とは帰る事が
少なくなった。
昼休みになり海を見ながら寝るフリをする。
「凛華〜!寝ないで話そうよぉー!今日も部活だよ、
面倒臭いなぁ…」
「ほんと、早く家帰りたいよね〜」
「ねね、凛華そこにいる清宮さんさぁ…琉真と昔
付き合ってたらしいね、同じ中学だったけど知らなかったよ…」
何故か心拍数が上がる。別に琉真は好きではないと
自分に言い聞かしている。
「本当に?、でもお金持ちっぽい感じだし顔立ちも
綺麗だし勉強もできるし凄いよね…」

6時間目のチャイムが鳴った。科目は学活だ。
「えーと、今から席替えをします。うるさくなる人は
席変えますからね?」
少し小太りの男の先生がそういう。
クラスの人は喜んでいる人でいっぱいだ。
結果私は琉真の前の席で美穂とも席が近く、清宮さん
とは席が遠くなった。
「凛華〜!!やったね!席近いよー!」
「うん!嬉しいよ〜」
他の人は喜んでいる人最悪…と悲しんでる人とそれぞれだ。