部活が終わる頃にはもう外は真っ暗だ。海の近くでも
あって光が少ない。夜の海は真っ黒で心を暗くしそうだ。
三階から電気の少ない階段を降り下駄箱へ向かう。
そこに見慣れた姿が会った。そう琉真だ。
私は気がついてないフリをして横を小走りで通る
嫌な予感がする…。
「あ、さっき会った舞原さんだよね?」
「え、あそうです…」
「今日もお疲れ様。明日も頑張ろうな!」
そう言って靴を履き替えている。
私は前から男子と話すのが苦手だ。
だから早く帰りたい気持ちもあり急いで履き替え何分が先に靴を履き、小走りで門を出る。
後ろから同じく1人で帰っているのが見てた。
流石にここを曲がる人は居ないだろうと思いいつものスペースで歩いた。だがまた、嫌な予感がする。
走ってくる音、バックが揺れる音。近ずいてくる。
「舞原さんって家そっちの方面なの?」
「え、、あ、そうです。引っ越してきたんです」
「俺もその方面なんだよ、暗いしこんなに可愛い子
を1人で歩かせたら変な人に連れてかれるよ」
「え、?! 可愛いくは、ないですよ!!」
「冗談だよ、まぁ寂しいから一緒に帰ろうぜ」
「別にいいですけど面白くないですよ?」