夢は途切れ、面倒な朝が始まり、今日も舞原凛華として、学校へ向かう。

私の通っている学校は海の近くにある、海丘高校だ。
決して頭は悪い訳でもなく、良くもない。
初めての高校生活は前と変わらない。昼休みには必ず寝るか絵を書く。
昨日はスッキリ寝れなかった為昼は寝ようとすると
「凛華〜。今日も寝るの?たまには話しようよ〜」
長島美穂はハイテンションで話しかけてくる。
私はそれを仕方なく受け止めている。
「昨日はスッキリ寝れんかったんよね〜。寝不足だよ、」
太陽から出た眩しい光が海をダイヤモンドの様に照らす
「今でも思うんだけど琉真は何処に言ったんだろうね」
その言葉を受け止めるかの様に太陽は雲に隠れ海は暗くなる。
「さぁ…何処にもいないんじゃない??」
この事は私しか知らない。