「んっー‼」


朝ベットの上で大きなのびをした


私は、花宮夢野【はなみやゆめの】



高校2年。『私立森川学園』に通っている。



「おはよ。夢野」


そう言って、私の部屋のドアを開けたのは


私の双子の姉の



花宮月野【はなみやつきの】だった。



「おはよ。お姉ちゃん。
今日もはやいね〜。」


「今日、授業がいつもより早く始まるから
家もはやくでないといけないんだ。」


「そうなんだ〜。行ってらっしゃい‼」



私はそう言って、お姉ちゃんに手をふった。


「行ってきます。」と言ってお姉ちゃんは私の部屋のドアをしめた。