いつまでたっても

「じゃあ、急いで買ってくるね!」



「いってらっしゃーい!!」


ママの笑顔を見るのはそれが最後だった。




時刻は18時半過ぎ。
ママが買い物行ったのは4時半。



遅いなぁ。



「お母さんおそくない??」


弟の奏多が言う。



「うん。。」



7時過ぎになっても帰ってこなくて
わたしはお父さんに連絡した。



「お父さん??ママ帰ってこない」


『え?今からすぐ帰るから』



そう言ってお父さんを待った。




すると

プルルルル



「はい、もしもし」


『木崎さんのお家ですか?』



「はいっ!」



『お父さんいるかな??』


「いないです。」



知らない人。
何か焦ってる??