サーペンディス 天秤に架けられた少女




 しばらくすると籠の中がいっぱいになった。
「こんなもんかな。んじゃあ帰るか」
 イーグレットは立ち上がると痛そうに腰を摩っている。
「あー、セシル、ちょっと籠持ってくれ」
「う、うん」
 イーグレットは腰を摩りながら歩いていく。私はイーグレットに手渡された籠を握った。意外に重い。
「置いてくぞー」
 イーグレットは振り向いて手を振っている。
「待ってよーっ」
 私は走り出した。