心の奥底にモヤモヤした気持ちを抱きながら過ごすうちに掃除の時間になり、俺はゴミを持って焼却炉までやって来た。
すると、焼却炉の奥から、話し声が聞こえて来た。
立ち聞きするのも悪いし、ゴミを捨てて、さっさとその場を立ち去ろうと思った、その時。
「………倉科…」
確かに聞こえた、倉科という名前。
ゴクンと唾を飲みながら、焼却炉の影から覗いてみると…
倉科と、確か隣のクラスの男。
タケルが『あいつは相当なナルシスト』って言ってたヤツだ。
よりによって、そんなヤツが柚を…?
「倉科に彼氏いないのはリサーチ済みだから。だからいいじゃん、付き合っちゃおうよ。」
なんだ、その軽いノリみたいな言い方は!!
…なんて思いながら、俺は言うことすら出来ないでいるんだけど。
「でも…私あなたのことよく知らないし…」
「そんなのはさ、付き合ってから知ればいいんだよ。」
「でも…」
明らかに、柚が困ってる。
そんな柚の顔を見て、俺は自然と…
「柚っ。」
二人の前に、出て行ってしまった。
すると、焼却炉の奥から、話し声が聞こえて来た。
立ち聞きするのも悪いし、ゴミを捨てて、さっさとその場を立ち去ろうと思った、その時。
「………倉科…」
確かに聞こえた、倉科という名前。
ゴクンと唾を飲みながら、焼却炉の影から覗いてみると…
倉科と、確か隣のクラスの男。
タケルが『あいつは相当なナルシスト』って言ってたヤツだ。
よりによって、そんなヤツが柚を…?
「倉科に彼氏いないのはリサーチ済みだから。だからいいじゃん、付き合っちゃおうよ。」
なんだ、その軽いノリみたいな言い方は!!
…なんて思いながら、俺は言うことすら出来ないでいるんだけど。
「でも…私あなたのことよく知らないし…」
「そんなのはさ、付き合ってから知ればいいんだよ。」
「でも…」
明らかに、柚が困ってる。
そんな柚の顔を見て、俺は自然と…
「柚っ。」
二人の前に、出て行ってしまった。

