「…………っ……る…いっ……」





「柚…」





何度キスしても、何度抱きしめても。






誰かに嫉妬はするし、心のどこかに不安な気持ちは隠れている。





でも、それが好きってことだろ?




世界中の誰よりも、俺は柚が好き。




だから、どんなことをしてでも、君を守ってみせるよ。






「柚……結婚しよっか。」




「………琉偉っ…」





生まれたままの姿の俺と柚。




もっとムードのあるところでプロポーズした方がよかった?




だけど、これを渡すには、この方が映えるだろ?




柚の薬指にキラリと輝く指輪をはめた。




柚の綺麗な素肌に馴染んでいる。





「あ、ありがと……」




「返事は?柚。」





プロポーズの返事、聞いてないぞ?




ま、わかってるけどね。






「……琉偉、私と結婚してください…」





そう言って、柚から長い長いキスをされた。





そして、潤んだ瞳で、こう言ったんだ。








「………琉偉、愛してる。」