今日の柚は、なんだか変。




同級生に再会したあたりから、様子がおかしい。




だって今日、ビール3杯も飲んだぞ?





おかげで…





「柚…フラフラしてるけど大丈夫?」





「ん、だいじょーぶ。」




絶対大丈夫ではないふらつき具合だが、こんなに酔った柚は初めて見た。





「柚、家に着いたぞー。」




「んー。」




鍵を探しているのか、カバンをゴソゴソ探りながら返事をした柚。




なんだかその返事の仕方が色っぽくて…




理性が飛びそうになる。





「あ、あったあったー!」




鍵を見つけ、嬉しそうに笑う柚。




「はいはい、よかったな。開けるぞ?」




柚の手から鍵を取り、代わりに開けてあげると…





「……もう少し一緒にいたい…」




そう言って、柚に腕を引っ張られた。





心臓、超バクバク言ってるんだけど!!




酔っ払った柚は…




予測不能だ。