「ヒロさん、お待たせしてしまってすみません。思いの外、準備に手間取ってしまって。」
玄関のドアを開けると、そう言って雪斗君がドアの向こう側に視線を向けた。
なんだろう?とひょっこりドアから顔を出し雪斗君の視線の先を追った私は、その光景に目を見張った。
「わあ、凄い。」
雪斗君の部屋の前には、丸いバーテーブルとイスが2つ置かれていた。
バーテーブルには白いレースのクロスが掛けられ、中央には桃色に淡く輝くキャンドルグラス、その横には花柄の白磁のティーポットとお揃いのティーカップセット。
そして、対岸にお皿とフォークが各々置かれている。
「どうぞ、お姫様。」
驚いている私に、雪斗君が恭しく手を差し出す。
「私、お姫様って感じじゃないでしょ。」
くすっと思わず苦笑を浮かべその手を取れば、イスへとエスコートしてくれる。
玄関のドアを開けると、そう言って雪斗君がドアの向こう側に視線を向けた。
なんだろう?とひょっこりドアから顔を出し雪斗君の視線の先を追った私は、その光景に目を見張った。
「わあ、凄い。」
雪斗君の部屋の前には、丸いバーテーブルとイスが2つ置かれていた。
バーテーブルには白いレースのクロスが掛けられ、中央には桃色に淡く輝くキャンドルグラス、その横には花柄の白磁のティーポットとお揃いのティーカップセット。
そして、対岸にお皿とフォークが各々置かれている。
「どうぞ、お姫様。」
驚いている私に、雪斗君が恭しく手を差し出す。
「私、お姫様って感じじゃないでしょ。」
くすっと思わず苦笑を浮かべその手を取れば、イスへとエスコートしてくれる。



