【永和】
帰ってきてすぐに、
綺麗な子と綺麗な音色が合わさったものを見てすぐに俺は喘息で倒れた。
すると、
すぐに彼女は俺に駆け寄ってきて大丈夫かを聞いた。
だけど俺は苦しくて何も答えることが出来なかった。
すると『ちょっと待っててください!!死なないで!』と言ってどこかに行った。
1分も経たないうちに戻ってきて俺に薬を飲ませた。
そして彼女は焦って、なんかすごい叫んでいた。
俺の呼吸が安定すると、真っ先に大丈夫かと聞いてきた。
そして自己紹介をして、
彼女は突然『あ!』と言って出迎えられなくてごめんと言った。
なんだか気を使ってくれてて申し訳ないなと思った。
そして俺が筝が上手だと褒めたら、何ヶ月もやっていなかったと言う。
そんな感じはしなかったけどなと思いながらそう言うと、彼女は俯いてありがとうと言った。
そんな所が可愛いなと思った。
その後ご飯を食べることになった。
俺は体のせいで塩辛いものとか味が濃いものが食べられない。
それを聞いて彼女はもし食べれなかったら、作り直すと言った。
ごめんと言うと、
謝罪より感謝の方がいいと言った。
確かにと思った。
その後ご飯を食べたが、
俺と彼女の心配なんて全く必要なかった
彩りよく盛り付けられた綺麗な料理を一口食べると、母の味というか、俺の母は俺を産んだ時に亡くなって母の味を知らないけど、きっと今、もし生きてたら、多分こんな味なんだろうなという風に感じさせるこの料理はとても優しい味だった。
すごく綺麗な心を持った人が出す味なんだろうと思った。
そして彼女に君の「ご飯好きだよ」と言うと、耳まで真っ赤にして恥ずかしそうにお礼を言っている姿を見て、これもまた可愛いなと思っていると、
彼女がどうしたのか聞いてきたので、
「可愛いなと思って」と言うとまた顔を真っ赤にさせていて、少し悪いことをしたなと思った。
その後、食べ終わって俺は真剣な顔になった。
そして子作りのことで話をした結果、
3年間でお互いを好きになって
3年以内にお互いを好きになれなかったら無理矢理でも子供を作ると言うことになった。
彼女に多分好きになると言われて、内心嬉しいしかった。
俺も多分好きになると思ったから。
そして呼び方も決めて、恋人らしいことをしようと提案した。
もちろん、お互いが好きになるためになんてのは口実で、本当は俺がしたかっただけ。
彼女はOKしてくれた。
その後リビングに移動して、
恋人っぽいことといえばこうかなと思い、彼女を抱きしめながらソファに座った。
すると、彼女が不服そうな顔をしたので、
じゃあ一緒にお風呂入る?と冗談を言った。
そう、冗談を言ったんだ。
だから思わなかった。あんなに嫌がってるなんて。
俺が手を緩めているあいだに、彼女は走ってリビングから出ていった。
冗談が過ぎたと反省して、それと同時に俺を、彼女に嫌われたというものすごい後悔が襲った。
すぐに
「ちょっとまって!」
と言って追いかけると、
彼女はもっと速く走った。
俺は嫌われたくないという一心で追いかけた。
すると突然、
クラッ
バタンッ
そこで意識は途切れた。

