傷を負った少女

「聞いたことあるって言えばある。だけど、ないって言えばないの……」

「どうゆうことだ?」

「……」

「まず、帰ろう」

私は頷き、鞄を持って外に出た。

だけど、視線を感じる。

気のせいなのかな……

「視線、感じるの?」

「……っ!」

海斗にはお見通しだね……

小さく頷いた。

「……!そうか……」

「兄ちゃん!」

「「……!」」