傷を負った少女

《海斗STORY》

今日夏美一人なのか……

そう思っていると、嫌な予感が頭を横切った。

「ーー斗……海斗……海斗!」

「チッ……んだよ、うっさいな」

「ったく……ここ教えてくれよ」

「ここはーー」

「おっ、ホントだ」

「てゆーか、もう昼休み終わるじゃねぇか……俺の大事な時間返せ」

「悪い……期末終わったら奢るから」

「オムライス」

「……っ!」

「んだよ」