傷を負った少女

「ううん、大丈夫だよ!」

今日は一人か。

だけど、私としてはいいのかもな。

そう思いながら、お昼休みになった。

「夏美ちゃん」

「……っ!」

声がした方を見ると、男子が立っていた。

「なっ、なんですか……?」

「学校ん中、案内するよ」

遠慮したけど、無理矢理連れられた。

最後に着いたのは、体育館裏の倉庫。

「ここは、ボールとか入れてる場所なんだ」

「そ、うなんですか……」