傷を負った少女

私達は、ママとパパに見送られて、海斗と学校に向かった。

席に着くなり、優希ちゃん達が来て、お話をしていた。

「高杉ー、昼休み、手伝ってくれー」

「はあー?やだよ、めんどくさい」

「じゃあ、宿題ーー」

「あー!分かったよ!やるから!」

「じゃ、よろしく」

「チッ……あんのくそ先公……」

「まあまあ……」

「俺だって先公に呼ばれてんだ」

「私は友達と遊ぶ……夏美といたかったんだけど……」

「いいんだよ。お友達先にして。ずっと一緒じゃ、美穂子ちゃんのお友達もあれでしょ?」

「夏美~……」

「俺は勉強教えねぇと……悪いな、夏美……」