傷を負った少女

「ただいま~」

「おかえり!」

「おかえり、夏美」

「パパぁ!」

ママの声が聞こえてきて、パパが玄関に来た。

私はローファーを脱ぎ、パパに抱きついた。

「おかえりなさい!」

「ただいま」

その日ずっと、パパ達とお話をした。

ある人が、木の陰から見ていることも知らずにーー