傷を負った少女

「じゃあ、帰ろっか。今日、おじさん帰ってくるんだろ?」

「うん!」

鞄を持ち、手を繋いで歩きだした。

温かくて、大きな手。

私は海斗に、依存してるのかもな。

「送ってくれて、ありがと!」

「いいんだよ。じゃあ……そーだ……出来るだけ、一人で外に出るなよ?」

「どーして?」

「どうしても。一人で出掛ける時は、俺に電話して」

「分かったぁ!」

「フッ……じゃあまた明日」

「バイバーイ!」

海斗が見えなくなるまで見送り、お家に入った。