傷を負った少女

放課後、海斗と一緒に帰るため、いなくなった海斗を捜していた。

見つかった場所は、裏庭。

近寄ってみると、ネックレスを見つめていた。

「かーいと」

「……っ!夏美」

優しく微笑んで私を見た。

私は海斗の隣に座った。

「なに見てるの?」

「ん、これ?」

しばらくネックレスを見つめていたが、海斗は私のリボンを外して、ボタンに手をかけた。

「どうしたの?」

「大丈夫。なにもしない」