傷を負った少女

《優希STORY》

夏美が気を失っているところを発見されたと聞いて、あたし達は病院に向かった。

親に無理を言って。

「おばさん!」

「……っ!海斗くん……みんな……」

「夏美は?」

「……」

おばさんは、顔を伏せて首を振った。

「目を……覚まさないの……」

あたし達は、公園に行った。

親は帰らせて、あたし達だけ。

公園に向かっている間、海斗は俯いたままだった。