傷を負った少女

「なんで知ってるんだ、子供のこと……」

「俺の父親が刑事なんだ」

「なるほどな……なら分かるだろ……」

ーーグイッ

「きゃっ!」

「何人殺そうが、同じだってことをな!」

「「「「……!!!」」」」

私を掴み、首元にナイフの刃を近づけた。

「……!」

大くんがいない……

大くんどころか、優ちゃんもいない……

いるのは、海斗と美穂ちゃんだけ……

疑問に思った時だった。

海斗が一瞬微笑み、ウインクした。