傷を負った少女

一日中、頭が痛くて、授業に集中出来なかった。

「数学ダル~」

「仕方ない」

「夏美、さっきから変だぞ?」

「えっ、そんなことないよ」

「そう?」

私は頷いた。

だけど、みんなは信じてないみたい。

「早く昼飯食いて~」

「おいおい優希……」

「なんだよ」

「早くない?」

「知らね」

ーーグイッ

「……っ!」

私は腕を掴まれて、そのまま連れて行かれた。