傷を負った少女

「優希、分かったから」

「夏美のそばにいたなんてっ……もうバカみたいっ……」

優希……

「早く捕まえろよっ……なんで犯人分かんなかったんだよっ……」

「それが……アリバイがーー」

「そんなっ!そんなの嘘だっ!もうっ!あたし達で崩そうよっ!」

「俺らで?」

「当たり前だバーカ!」

優希がいつもの優希に戻った。

「腹減った!帰るべ!」

俺らは頷いて、歩きだした。

「夏美に会いてぇ」

「俺の彼女だ。とるなよ」