傷を負った少女

「酷いっ……」

「ああ、酷い。酷すぎるんだ」

自然に手に力が入った。

「それで……その自殺した人を追いつめたのは、誰なんだ?」

「それが……まだ分かってないんだ」

「はっ?」

分かってねぇってことあんのかよ。

「遺書にも書いてないし、友達は疎か、親にも言ってなかったんだ」

そんな……

「それで……その人の名前は?」

「名前はーー」

「……!!!」