《海斗STORY》

アイツ……

言葉遣いが綺麗な……

時々あれだけど……

美穂子が、アイツって……

そう考えていると、警察署に着いた。

受け付けの人に呼んでもらい、座って待っていた。

「どうした?海斗」

「親父」

「学校の帰りか。その顔は、聞きたいことがあるんだな?」

「なんで分かんの?」

「何年お前の親やってると思ってんの。さて、今担当してる事件も片付いたことだし。父さんの言える範囲でよろしく」