傷を負った少女

「姉ちゃん!兄ちゃんが護ってくれるから!」

「うっ、うん」

私は海斗を信じてる。

ーーバシッ

「うあっ!!!」

「「……!!!」」

ーードサッ

乾いた音と、海斗の声が響いた。

「海斗!!!」

「来んな!!!」

「……っ!」

海斗は立ち上がり、さっきよりも強く睨んでいた。

「海斗……」