「ならよかったわ…。それだけがすげぇ心配だったんだよ」
洋くんは安堵のため息をもらしながら、私の身体をぎゅっと抱きしめた。
かたい胸板に頬がぴったりくっつくと、ドクン、ドクンと洋くんのはやめな鼓動が聞こえる。
「そんな心配いらないよぉ。だって私、洋くんのこと大好きだもん」
私を抱きしめる腕に力がこもる。
「俺も。あかりのこと、好きすぎてやべぇわ」
顔を上へ向けると、私を見下ろしていた洋くんとほど近くで目が合って。
胸がドキッと弾んだその瞬間、2度目のキスが落とされた。
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