この手をぎゅっと、離さないでね?




光琉くんは呆れながらも、だけど嫌そうなそぶりもないし。



「じゃあさっ、洋と光琉の仲直り記念に今度4人で遊びに行かないーっ?」



光琉くんの右腕に抱きついた詩織ちゃんも、本当に嬉しそうに笑っていて。



「ん〜……まぁ気が向いたらな」



なんて言いながらも、光琉くんは詩織ちゃんを振り払おうとはしなくて。

洋くんと光琉くんが仲直りをしたことで、疎遠になっていた詩織ちゃんと光琉くんの関係もまた少し、近くなったみたい。



「気が向いたらってなによ〜?いいじゃん光琉、久しぶりに遊ぼうよ?」

「彼女と会わない日ならいいけど」

「え、あんた彼女いたの!?」

「は?いるに決まってんじゃん」



……って。

光琉くん、彼女いたんだ。